旧 芹沢鴨の異世界日記

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話を続けているうちに、つじつまの合わないことが、たくさん出てきた。
7話までは何とか直したが、8話以降はユキが人間の姿ですでにギルド登録されていたり、初めての依頼で芹沢がゴブリン盗伐の依頼を過去にこなしていたりと
修正 ...

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シズクの剣の稽古は、日を追うごとに熱を帯びていった。最初はただの棒切れ同然だった木刀が、今ではもう、彼女の意志を乗せた「剣」として、風を切り裂く音を立てる。俺は彼女の成長を間近で見ながら、あることを思い出していた。それは、かつ

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リリアと俺は、森の中をひたすら歩いた。彼女は、俺にこの世界のことを色々と教えてくれた。

「この世界には、様々な種族がいます。人間、エルフ、ドワーフ、獣人…」

「獣人…か。俺のいた世界にも、獣みたいな顔を

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「俺と、一緒に、行ってくれねぇか?」

俺の言葉に、リリアは驚いた表情を浮かべた。

「あの…どういうことでしょうか?」

俺は、リリアの問いに、正直に答えた。

「俺は、この世界のことを、何も ...

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焚き火の周りで、俺は抱きかかえた白い獣に話しかけていた。

「お前、名前はなんていうんだ?」

白い獣は、俺の質問に答えるかのように、「ニャー」と可愛らしく鳴いた。

「ニャー…か。お前、猫なんだな」

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「おい、誰かいるか!?」

俺は、大声で叫んだ。だが、返ってくるのは、木々のざわめきと、鳥たちの鳴き声だけだ。

ここは、一体どこなんだ。

俺は、自分の身体を見下ろす。腹の傷は、いつの間にか、すっかり癒 ...

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俺は、芹沢鴨だ。

新撰組局長、芹沢鴨。

そう、土方歳三や山南敬助、あの近藤勇にすら一目置かれる、真の剣客。そして、彼らがひどく恐れる、暴虐の権化。それが、この俺だ。

あの夜、壬生屋敷の八木邸。